今回も「またどうせでも蹴られるんだろうな」って思ってたんですけど、玄光社の担当さんが“これはもう絶対やる”って言ってくださって…。
だから、この本では全部さらけ出そうって決めたんですよね。初めてここまで熱意を持って決めてくれたので、私も頑張ろうって。初めて言うこともいっぱい書きました。
――ファンの反響はいかがですか?
アレン:もーーーーーーーーーーすっっっごいわよ?!?!クリマンの反響は!!!
◆クラス全員から暴言をはかれた
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小学生の頃から「普通じゃない自分」に劣等感があって、学校が辛かったというアレン様。中学に入ると、ある日突然、いじめの標的になって、不登校になったといいます。(以下、< >内は同書より抜粋)
<いじめの内容はもういっぱいあるんだけど、まずクラス全員にハブられたのよ!>
<授業中、ワタクシにだけプリントが回ってこないとか、コンパスで後ろから頭を突かれることもあったの。>
<授業中に何か紙が回ってきて、開けて見たら、クラス全員が書いたであろうヮタクシへの暴言。それを見た瞬間、ヮタクシすごく泣きそうになって、教室を飛び出して保健室に行ったの。>
<あの時のいじめた奴ら、本当に地獄に突き落ちてほしい!>
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◆嫌な過去を思い出すのはキツかったけど
アレン:いじめられてた時の記憶にフタをしたから、中学校の思い出はほぼないんです。嫌だから。でも、この機会がないと、私は一生思い出すことがないなって。
本当に1個1個に情熱をすごい込めて、思い出したくないこととか、何か嫌なことも全部、自分の記憶をたどって書いたんです。いじめとか不登校とか、すごい嫌な経験がいっぱいだけど、本って“こんな感じだった”が許されないから、ちゃんと明確にその時のことを思い出さなきゃだめだと思って、記憶を捻り出しました。