ボクシング現役世界王者の晝田瑞希選手がレギュラーで出ていたり、来年には世界タイトルマッチにたどり着きそうな元キックボクシングのスーパースター・那須川天心選手がカメオ出演していたりと、ボクシング好きな人にも興味を持ってほしいという意気込みがビンビンに感じられるドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)も第9話。
始まった当初はアラサー市役所ガールのほこ美ちゃん(奈緒)がボクシングに打ち込むことで成長とか自己実現とか、そういうお話がメインになると予想されました。どっこい「殴られる側」のクズ・海里くん(玉森裕太)が妖艶なクズ男からキラキラ若手カメラマンになっていくという、主にキスマイファン向けのアイドル作品でしたね。
ところで、NEWSのファンは「パーナさん」とか、嵐だったら「アラシック」とかあるけどKis-My-Ft2のファンって何か呼称があるのかなと思って調べたら「俺足族」っていうんだって。「俺足族」、マジかよ。
振り返りましょう。
■ほこ美は寝てただけ
前回、格上の選手とスパーリングを組まれた上、ボコにされて病院送りとなったほこ美さん。幸いにも後遺症が残るようなことはなかったようですが、足首もグネっているし、しばらく入院するようです。
ジムの会長(渡部篤郎)とトレーナーのゆいさん(岡崎紗絵)は「私たちのせいです」と責任を感じているようですが、ホントにそうなので今後は気を付けていただきたい。
一方、一流スポーツカメラマンに弟子入りし、アメリカでの武者修行も終えて充実した写真家生活を送り始めた海里くんでしたが、仲良し同居人のかわいい男・悟(倉悠貴)が、何やら不穏な動きをしているようです。
ほこ美をスパーでKOした選手は、悟が送り込んだ強豪でした。悟はその選手に「KOしたら100万円払う」とメールを送っていたそうです。
さらに、海里くんがかつてお金を引っ張っていた雑誌モデルの女の子をそそのかして海里の仕事先に送り込むなど、徹底的な「海里潰し」が始まっています。