◆目隠しをして歌うSia、yamaは姿で伝えているが

 Adoに似たタイプでは、海外ならSia(シーア)、日本のyamaなどが目隠しをして歌っています。それでも彼女たちは一応舞台に姿を見せています。

 すべてさらけ出すわけではありませんが、自分の身ひとつでステージに立つというハードルはクリアしている。まなざしが何を語るかは分からなくても、指先や筋肉のこわばりから曲のテンションが伝わってくる。

 その瞬間に遭遇(そうぐう)できること。それが音源とショーとの大きな違いです。