KADOKAWAは、会長の角川歴彦が東京五輪の贈収賄疑惑で逮捕されるなど、激震続きだが、意外にも社内では歓迎する声が多いというのである。
「周りの社員たちはソニーの買収を喜んでいます。というのも、サイバー攻撃による個人情報漏洩が起きても記者会見すら開かない夏野(剛社長=筆者注)体制に不満を持っている社員は一定数いる。ソニーが買収したらまず夏野社長を切るのではないかと期待しているのです」(ベテラン社員)
社長が嫌だから買収歓迎とは……。よほど夏野社長、嫌われているんだな。
ところで、嫌われ者といえば、石破茂首相を陰で動かす男といわれていた森山裕幹事長だが、強引に衆院選を石破にやらせ、結果、大惨敗したため、党内では彼に対する風当たりが強いようである。
埼玉県連が森山の更迭を求めたが、陰では、森山に対する批判が渦巻いているという。
そんな最中、読売新聞の森山と親しい記者が、11月19日、突然、配置換えになったというのである。
その記者は、2年以上森山番をしていて、森山に媚びへつらう質問ばかりするので、周りの他社の記者たちは呆れていたという。
また、森山に質問した他社の記者に、「森山先生に失礼だろ」と詰め寄ることもあったそうだ。
そうしたことへの苦情が読売新聞に寄せられ、それで、今回の配置換えになったのではないかといわれているという。
こういう記者のことを「権力の番犬」というのだ。こんなこともわからない記者が増えているようだ。これでは権力監視などできはしないわな。
さて、このところの松本人志の告訴取り下げで、再びクローズアップされているのが、「多目的トイレ不倫」のアンジャッシュ渡部健である。
テレビから消えてずいぶん経つが、渡部の地上波復帰は今のところ千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』だけ。
それなのに松本人志は、会見も開かず、早ければ年明けにもテレビに復帰するというのは何たることか。そんな文脈で渡部が思い出されているようなのだ。