それだけに、このワイルドカードは各組の勝負ネタが見られる格好の機会というわけだ。
そんな中、準々決勝終了直後から、ファンの間で「なぜそのネタを……?」と訝しがられていたコンビが、2組ある。
毎年、準決勝進出を確実視されながら今年もその軍門に下ったカナメストーンと、“ネオクズ”として知名度を上げつつある谷拓哉を擁するパンプキンポテトフライだ。
カナメストーンが披露したのは、「裏拍」と呼ばれるネタ。東峰零士の歌に合わせて手拍子を打つ山口誠が徐々に暴走し、客席を煽りながら「裏の拍」を撮り続けるという、およそ賞レース向きとは思えないお祭り漫才だ。
パンプキンポテトフライのほうは、もっと賞レース向きでない。『M-1』がゴールデンで放送されるテレビバラエティであることを完全に無視した、比類なき下ネタである。幸い、TVerでノーカットで配信されているので、実際に確認してみてほしい。
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