1位は錦戸亮『ごめんね青春!』、2位に香取慎吾主演作

 ワースト1位は、14年10月期の『ごめんね青春!』で、全話平均7.7%。脚本を宮藤官九郎が手掛けた学園コメディで、主演の関ジャニ∞(当時)・錦戸亮やヒロインの満島ひかりが教師役を演じ、生徒役にはジャニーズWEST(現・WEST.)・重岡大毅、黒島結菜、川栄李奈、小関裕太ら錚々たる俳優がキャスティングされていた。

 初回は10.1%と2ケタで発進したが、第2話で7%台に落ち込み、第7話では自己最低の5.7%を記録。しかし、繊細な脚本やスピード感のある演出が業界内では高く評価され、「第83回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」や「ギャラクシー賞」月間賞などを受賞していた。

 ワースト2位は、15年7月期の唐沢寿明主演『ナポレオンの村』と、SMAP(当時)・香取慎吾主演『家族ノカタチ』で、ともに全話平均9.0%。

 前者は、消滅寸前の限界集落を立て直すため、唐沢演じる“スーパー公務員”の奮闘を描く物語で、ほかに麻生久美子、山本耕史、ムロツヨシらが出演。

 同作は家族で気軽に見られる軽めの作風であったが、同枠で前クールに放送され大ヒットした『天皇の料理番』がシリアス路線だったこともあり、「『ナポレオンの村』は『日曜劇場』にしてはノリが軽くて期待はずれ」と落胆する視聴者も目立っていた。