だからこそ、『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』で転けることができない。私にとっては当然のことだ。
待たせた。第4話からは、視聴者が待ってくれていた話だ。言っただろう。回を重ねるごとに『インフォーマ』はドライブがかかってくると。根拠もなく、そんなことをインフォーマ・チームは言いはしない。
今夜の第4話で、さらに物語は大きく動きを見せることになるだろう。準備はいいだろうか。
昔、テレビが主流だった時代。多くの人が、ドラマを毎週心待ちにしていたことを覚えているだろうか。『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』で、そのわくわくを取り戻させたいと思っている。
「昨日、『インフォーマ』見た? おもしろかったね!」
難しい言葉はいらない。学校や職場で話題にしてもらえるために、私たちは物語を作り続けている。
第4話の幕を明けてもいいだろうか……。
(文=沖田臥竜/作家・小説家・クリエイター)
ドラマ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』
毎週木曜日23時~ABEMAにて放送
週刊タイムズの記者・三島(佐野玲於)は、世間を騒がせている〈闇バイト殺人事件〉の黒幕を調べるために、編集長の命でタイ・バンコクへ飛ぶことに。そこで三島を待ち受けていた人物は……2年前の〈火だるま殺人事件〉で三島に地獄を味わわせた、“インフォーマ”の木原(桐谷健太)だった。木原に翻弄されながらも取材を進める三島。そして2人の前に、インフォーマを名乗る謎の男・鬼塚(池内博之)が立ちはだかる。木原と三島は、〈闇バイト殺人事件〉で盗み出された”謎のブツ”をめぐり、鬼塚・そして現地マフィアと壮大な情報戦に巻き込まれていく——。
『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』番組ページはこちら
原作小説『インフォーマ2 ヒット・アンド・アウェイ』
沖田臥竜・作/サイゾー文芸・刊/1400円+税
amazonなどネット書店、全国書店で発売中