家計管理がうまくできるようになったら資産を運用して将来に備えよう
うまく家計管理ができるようになってきたら、次は将来のための資産運用も視野に入れていきましょう。
資産運用とは?
「資産運用」とは、預金やさまざまな金融商品を利用することで、手元の資産を増やしていくことです。資産運用の方法には、預金のように増やすよりも貯めることを目的とした安全性の高いもの、株式投資のように増やすことを重視したものなど、さまざまな種類があります。リスクについても理解しながら、目的に応じた使い分けが大切です。
目的にあわせて運用方法を選ぶ
資産運用によって、教育資金を貯めたい、老後資金を貯めたいといった目的を達成するためには、その目的に合わせた運用方法を選ばなければいけません。リスクを抑えて少額からコツコツ増やしたいのか、それともハイリスクハイリターンを求めているのかなど、自分の目的をまず明確にしましょう。
投資信託なら初心者でも安心、そのメリットは?
「投資信託」は、投資初心者でも始めやすいと言われている資産形成方法です。「少額から始められる」「複数の商品に分けて投資できるのでリスクが低い」「金融の専門家であるプロが運用する」などのメリットが、初心者でも始めやすい理由とされています。
賢く資産を運用するには?
投資信託とひと口に言っても、“株式”や“不動産”など投資している対象となるものがいろいろあり、難しいと感じる人も多いことでしょう。
資産運用のための口座を用意して投資信託にトライしようと考えているなら、「NISA」や「つみたてNISA」など利益や掛け金に対して節税効果がある制度を知っておくと賢く資産運用することができます。
NISAの特徴
NISA(少額投資非課税制度)は2014年にスタートした少額から行う投資制度です。日本に住む20歳以上の人ならどなたでも利用できます。通常、投資でえた収益には20.315%の税金がかかります。NISAは、毎年の投資額の上限を120万円とし、その投資で得た売買益・配当金・分配金といったものが5年間非課税です。
投資可能期間が現状では2023年までとなっています。2023年中に金融商品を購入した場合も5年間(2027年まで)は非課税で保有することができます。
つみたてNISAの特徴
つみたてNISAもNISAと同様で日本に住む20歳以上の人ならどなたでも利用可能です。毎年の投資額の上限が40万円とNISAよりは控えめ。しかし非課税期間が最長で20年となっています。
2018年に始まったつみたてNISAの投資可能期間は2037年まで。2037年に購入した投資信託も20年間(2056年まで)保有することが可能です。
比較的資金に余裕がある人はNISA、少ない額でコツコツと長期に渡って投資を考えている人にはつみたてNISA」がいいでしょう。
共働き夫婦は資産運用もしながら賢く家計管理を
収入が2つある共働き夫婦は、賢く家計管理を行うことが大切です。2つのまとまった収入の中を何に使うか夫婦でしっかりと話し合い、計画を立て、生活費や貯蓄分の金額を決めていきましょう。そして余力があれば、投資信託などを行い、資産を増やすほうにも注力してみてはいかがでしょうか。
提供・UpU
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