毎月3万円で積み立てた場合

ゴールが決まったら、それを達成するには今からどうしていけばいいのか逆算していきます。ここからは、いくら積み立ててどれくらい運用すれば最終的にいくらになるのか、その目安を見ていきましょう。まずは、毎月3万円ずつ積み立てた場合です。

最初はどれも大差ないように見えても、時間の経過とともに利回りによる差がどんどん大きくなっていきます。特に年7%で運用できたときの20年後、30年後のお金の増え方は顕著です。元手資金が大きいほど、投資期間が長いほど、運用利回りが高いほど、利益を出しやすくなるのが投資の基本です。

運用せずに積み立てる場合は1,000万円貯めるのに27年10ヵ月かかりますが、年3%で運用できれば20年3ヵ月まで短縮できます。

毎月5万円で積み立てた場合

では次はもう少し頑張って元手資金を捻出して、月5万円ずつにした場合を見てみましょう。

もし月5万円ずつ30年運用して年平均7%で運用できれば、運用せずに積み立てた場合と比べて約3.4倍、金額にして4,300万円もの差になります。運用しない場合は16年8ヵ月、年3%で運用した場合は13年7ヵ月で1,000万円に到達します。

40歳までに1,000万円貯めるための積立額

今度は目標金額から毎月の積み立て額を逆算してみましょう。現在28歳の人が「40歳までに1,000万円貯める」という目標を立てたとしたら、毎月いくらずつ積み立てていけば到達できるのでしょうか。

12年後に1,000万円用意するには、運用しない場合は月7万円程度、年3%の運用なら月5万8,000円程度、年5%の運用なら月5万円程度の積み立てが必要ということになります。当然ですが、運用がうまくいけばいくほど、少ない元手資金で1,000万円というゴールにたどり着けます。

積立投資はできるだけ若いうちから取り組むのが吉!

積立投資は、毎月同じ銘柄を同じ金額ずつ自動的に購入していくだけなので投資初心者でも取り組みやすく、しかもリスクを抑えて失敗しにくいというメリットもあります。

投資する期間をできるだけ長くすればするほど、リスクを抑えながら複利の効果が発揮されやすくなります。元手資金が少なくても取り組めますので、ぜひ若いうちからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

提供・UpU

【こちらの記事も読まれています】
1万円から始められる投資って?
リスク許容度がわかる10のチェックリスト
「おつり投資」「ポイント投資」って?
楽ちん「投信つみたて」とは?
投資のはじめの第一歩