天然素材を使った漆器は軽くて頑丈で、まさに一生もの。欅(けやき)の拭き漆(ふきうるし)蓋つき椀や、貝蒔絵を施した弁当箱づくりを通じて、紀州漆器の奥深さに触れてみよう。

包丁研ぎ体験や生マグロの解体ショーも実施


紀州は、「大村砥石」と呼ばれる良質な天然砥石が産出された土地だ。これにちなんで、今回のツアーでは和歌山城を眺めながら、マグロ解体師・和泉圭紀氏の指導のもとで、名前入りの柳葉包丁を研ぐ体験を実施。体験後は、和歌山城内の茶室「紅松庵」で抹茶と生菓子も楽しめる。

「マグロKING」「鮪が最も恐れる男」の異名も持つ和泉圭紀氏

最終日には、和泉氏による生マグロの解体ショーを、このツアーのためだけに開催。おろしたての生マグロで寿司を握る体験もあり、その味を存分に堪能できる。

かおり巻子氏

さらに、自らの手で仕上げた柳刃包丁を使って、飾り巻き寿司弁当をつくる体験も用意。寿司講師は海外からの受講生も多数いる、かおり巻子氏だ。今回テーマは、2月の花「梅」と雪を冠した「富士山」。

温山荘

ランチタイムには、つくった飾り巻き寿司を紀州漆器のオリジナル弁当箱に詰め、国名勝指定庭園・重要文化財指定建造物の「温山荘」へ。紀州の自然と風土が育んだ食と伝統文化に思いを馳せながら、弁当を楽しんでみて。

なお、名前が刻まれたオリジナル柳葉包丁と砥石は、旅の記念に持ち帰り可能だ。

詳細や予約については公式ホームページを確認しよう。

今後「Refind-Japan」シリーズを日本全国で展開

がらり千駄ヶ谷店

Rush Forwardは、「味噌×黒糖焼酎」がコンセプトの古民家を改装した和食居酒屋「がらり千駄ヶ谷店」、「蕎麦×日本酒×地産地消」がコンセプトの蕎麦居酒屋「がらりつくば店」を経営しながら、他店のプロデュース・コンサルティング、運営受託など、220店舗以上に関わってきた飲食の企画集団。

Rush Forwardは「日本を元気にする!地域を活性化させる!」を経営理念に、これまで多くの店舗に関わってきたが、コロナを経験したことで飲食店「点」だけでは限界を感じていたという。