多種多様な海産物の宝庫ともなっている宮古港も、1615年開港と400余年の歴史がある。江戸時代中期にはイワシの地引網漁や鮪大網で漁獲量を飛躍的に増大させ、明治維新後も水産界の先進地域だった。

一方で、宮古港は1611年に「慶長の大津波」に見舞われ、そのちょうど400年後の2011年には東日本大震災津波にも見舞われた。甚大な被害により港湾機能の多くを失ったが、復興の際には救援物資の供給拠点として重要な役割を果たし、また防潮堤の新設工事により災害への安全性も高まった。

幾度もの災害被害を乗り越えてきた不屈の港、宮古港。そこを玄関口に水揚げされる宮古市の特産品・鮭。これからますます寒くなる時季を乗り越えるために、越冬には欠かせない食材・鮭を身近に感じて、味わって、楽しんでみては。

◼第53回宮古鮭まつり開催概要
開催日時:12月1日(日)10:00~14:00
場所:宮古市魚市場特設会場
住所:岩手県宮古市臨港通2-1
詳細:https://kankou385.jp/12-1%e3%80%80%e7%ac%ac%ef%bc%95%ef%bc%93%e5%9b%9e%e3%80%80%e5%ae%ae%e5%8f%a4%e9%ae%ad%e3%81%be%e3%81%a4%e3%82%8a

(Kanako Aida)