指示待ち人間になってしまう原因は?

仕事場の指示待ち人間の特徴について、紹介させていただきましたがいかがでしたか? 仕事においてひたすら指示待ちをしているというのは、若いころのアルバイトなどではまだいいにせよ、成人して正社員として働くのであれば、本来はあってはならないことです。 もしご自身やご自身の部下などが指示待ち人間の特徴をもっているのであれば、その状態から脱却し改善させていく必要があります。

では次に、指示待ち人間になってしまう原因についても詳しく考えていきましょう。 指示待ち人間はどのような原因で指示待ち人間になってしまうのでしょうか。 誰もが、指示待ち人間が仕事ができる人間だと思っているわけないのに、どうして指示待ち人間が生まれるのか、その原因を探っていくことが、指示待ち人間を脱却し改善する方法を探し出す糸口にもなります。 これから紹介する指示待ち人間になる原因についてもぜひ参考にしてください。

指示待ち人間になってしまう原因①なんとなく仕事をしている

指示待ち人間になってしまう原因として、「なんとなく仕事をしている」ということが挙げられます。 現代の社会人に多いのが、お金のために働いていて、特にやりたかった仕事でもなく、やりがいを感じているわけでもないため、とりあえず出勤してなんとなく仕事をして帰宅して、お給料日にお給料がもらえたらそれでいいという考え方の人です。 こういった人は特に会社での評価が欲しいわけでもありませんし、とりあえず何事もなくお給料をもらえたらそれでいいわけです。

だから自分の頭で考えず、なんとなく仕事をする癖がついてしまっているのです。 「この仕事をしておいて」と言われても、その仕事をする理由や、その仕事の後に待っているイベントなどを考える発想もありません。 そんな状態では、仕事のステップアップも望めませんし、当然ですが部下をもって指示をする立場になるなんて不可能です。

指示待ち人間になってしまう原因②仕事に対する情熱がない

指示待ち人間になってしまう原因として、仕事に対する情熱がないということも挙げられます。 今の50代くらいの管理職の人たちが新入社員だったころは、ちょうどモーレツ社員という言葉がはやったくらいに、「仕事に生活すべてをささげてこそ男である」とか「休日出勤が当たり前」「仕事中心の生活が美徳」という風に過ごしていきます。 そういった年代の人たちと相反するように、今は「ワークライフバランス」を大きく唱えられていて、「できれば提示で帰宅し、プライベートを大切にしたい」という気持ちを持っている人も多くいます。

仕事は仕事としてメリハリをつけてワークライフバランスを取ろうとしても、モーレツ社員だった人たちが新入社員にたいして「何がワークライフバランスだ、新入社員は終電逃してでも仕事をするべきだ」なんて押し付けるような仕事の風土が残っている会社もまだまだ存在します。 そんな職場になってしまうと、せっかく熱意をもって入社してきた社員たちも、情熱がどんどん薄れてしまうのは当然といえば当然ですよね。 こういった背景から転職率もどんどん増え、雇用や教育にかかるお金や時間の問題も発生し、教育に時間を割いてもらえずさらに指示待ち人間を増やす…という悪循環があるのです。

指示待ち人間になってしまう原因③適職が他にあると感じている

指示待ち人間になってしまう原因として、前述のような今の仕事に情熱を持っていない人たちは、「適職がほかにあるのではないか」と感じてしまうということも挙げられます。 適職は今の仕事ではない、ほかに適職があるはずだと感じてしまうと、人は今の仕事に対してどうしても情熱を持つことができず、まだ見ぬ適職のことばかり考えてしまうようになります。 その適職につくために、自分の適職を探したり、適職への転職活動を始めてしまうこともありますよね。

そうなると、実は非常に優れた能力を持っているのに発揮されず、適職を求めて退職されてしまうというケースもあるのです。 適職がほかにあると感じだした人は、その職場ではできる限り自分の力をセーブして、今後担う適職に対する自己研鑽ばかりするようになります。 そのため、適職がほかにあると感じているような人も、指示待ち人間になってしまう要素を持っているのです。