しかしハーフインターチェンジは、アクセス方向が制限されるインターチェンジなので、入口のみ、もしくは出口のみしかなく、希望箇所で降りたり乗ったりができないこともあるわけです。この入口・出口は、だいたい次のインターチェンジで交互になっていることが多いので、予定を立てる際に確認しておくと便利です。ただ全長359kmのあいだにインターチェンジは70か所以上を数え、次のインターチェンジまで1km程度の場所も多いので、時間的な余裕さえあれば大きな問題ではないですね。
また、龍泉洞や宮古など有名観光スポット、大きな町がある箇所は、フルインターチェンジになっているので、不便に感じることはないと思います。当日になって戸惑わないよう、下調べをしておくと安心ですね。
東北縦貫自動車道への横断道路も整備
三陸沿岸道路が整備されたことで、主要な横断道路も同時に整備されました。青森の八戸自動車道は有料ですが、岩手の宮古盛岡横断道路も2021年(令和3年)3月には開通し、全区間無料です。釜石=花巻間は、花巻の少し手前の東和I.Cまでが無料区間となっています。
どちらも、震災前と比べると30分強の時間短縮となっています。もちろん、これら無料の横断道路には、道の駅やガソリンスタンドも整備されていて、三陸沿岸道路と同じ環境です。
さいごに
三陸沿岸道路について簡単に記しました。三陸沿岸道路や横断道路を使用し、それぞれの地域に立ち寄ることでまだまだ完璧とは言えない東北の復興支援につながり、また新たな出会いや楽しみ方も広がります。お出かけの参考になれば幸いです。(olive)