ズボラな人でもできる!家計管理に効く方法
家計のPDCAを回すと言っても「手間がかかりそう」「難しいのでは」と心配になる人もいるのではないでしょうか。最後に、そんな人にぴったりな家計管理の方法を紹介します。
固定費を減らす
毎月決まった金額が出ていく固定費の見直しでよく話題にあがるのは、保険料と携帯電話料金です。公益財団法人生命保険文化センターが2019年に20~60代の男女を対象として行った調査によると、男性の81.1%%、女性の82.9%が生命保険に加入していることが分かっています。
また、同じ生命保険文化センターが2018年に行った「生命保険に関する全国実態調査」によると生命保険に加入している世帯の平均年間払込保険料は38万2,000円です。月々3万円以上を保険料として支払っていることになります。
加入している保険の中には、契約内容や保障の内容を十分に理解しているとは言えないものが含まれているかもしれません。本当にその保険が必要なのか、保障範囲が重複しているものがないかを見直すだけで節約できるケースは少なくないのです。
一方の携帯電話料金ですが、昨今、政府の方針もあって値下げの方向に進みつつあるものの、現時点ではなお大手キャリアより格安SIMに軍配が上がります。仮に月々数千円しか節約できなくても、年間では数万円の違いになります。
毎月必ず支払うことになる固定費の節約は家計の見直しに大きな効果を生み出す力があるのです。それを投資や貯蓄に回すことができれば、長い目で見ると大きな差になっていくことが分かるのではないでしょうか。
お金の管理アプリやクレジットカードで「お金を見える化」する
手間なく家計管理をしたい人に取り入れて欲しいのは、クレジットカード払いとお金の管理ができるスマートフォンアプリです。給料日にお金を引き出すものの、何に使ったか分からないうちに財布からお金が消えていた。そんな経験をしたことがある人も多いはず。
その点、クレジットカード払いなら何にお金を使ったかが全て利用明細として記録されます。クレジットカードとお金の管理アプリは連携させることが可能で、クレジットカードの利用履歴だけでなく銀行口座の残高や、ポイントカードなどの情報も一覧で確認できるようになります。家計簿をつけなくてもお金の流れが見えるようになるのです。
家計管理は継続がカギ。攻めと守りのバランスが大事
家計管理で大事なことは継続すること。家計管理の基本はとてもシンプルです。固定費の削減やお金管理アプリの導入でお金の流れを見えるようにするなど、無理せずにできることもあります。こうした仕組みは一度取り入れてしまえば、長期間効果を実感できるでしょう。
家計管理の目的は節約だけではありません。家計の見直しで浮いたお金は、貯蓄だけでなく投資や収入アップのための自己投資に使ったり、生活に彩りを添えるものに使ったりすることも考えてみましょう。家計管理をきっかけにお金の攻めと守りのバランスを考えてみてはいかがでしょうか。
提供・UpU
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