これまで『踊る』シリーズの製作ができるかどうかは、“織田裕二の気持ち次第”だった。織田が『踊る』に乗り気になったのであれば、フジテレビにとっては、またとないチャンスになりそうだ。

「フジテレビとしても、『踊る』以上に稼げるコンテンツはない。しかもいつ織田さんがへそを曲げてしまうかもわからないので、とにかくこのチャンスに『踊る』で稼げるだけ稼ぐしかない。キャストの年齢的にも、あと何年“現場の刑事”を演じられるかどうかも分からず、これが最後のチャンスになるかもしれない。そう考えると、フジテレビは『踊る』シリーズの骨の髄までしゃぶる勢いで、多数の作品を展開する可能性もあります」(同)

 2012年には、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公開に先駆ける形で、スペシャルドラマ『踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件』がフジテレビ系で放送されている。

「“映画&スペシャルドラマ”のセットは確実視されています。また、フジテレビの配信サービスであるFOD独占のオリジナル作品を製作するのではないかという噂もあります」(同)