「カネです。政党交付金の基準日は1月1日で、新党立ち上げをこの時期にしたのは紛れもなく、それ目当て。『教育無償化を実現する会』なるやる気のない党名にしたのも、消滅させることが前提となっています」(同前)

 しかし、当の維新議員はこう危惧するのだ。

「大阪万博の費用負担が膨れ上がり、維新にかつてほどの勢いがない。国民の不信感は、2025年の万博スタートまで消えないだろう。それに維新内には、元民主党議員も大勢おり、前原氏は必然的に『非大阪組』のリーダー格になる。政治家は『運』も実力のうちだが、前原さんにはそれが無さすぎるからね。維新の『終わりの始まり』になるような気がする」

 前原氏は維新の獅子身中の虫となりそうである。