新しく始まった月9(フジテレビ系月曜夜9時枠)のドラマ『真夏のシンデレラ』は、夏の湘南を舞台にしたラブストーリーだ。

 主人公はサップ(スタンドアップパドルボード)のインストラクター・蒼井夏海(森七菜)と、東大卒で大手建設会社に勤める御曹司・水島健人(間宮祥太朗)。物語は、水島を中心とした男性グループと、夏海の友人の女性グループとのグループ交際に、ライフセーバーの早川宗佑(水上恒司)、夏海の幼なじみで地元で働く大工の牧野匠(神尾楓珠)といった複数の男女の恋愛群像劇となっている。

 劇中で描かれる恋愛のほとんどは三角関係で、たとえば水島は夏海に惹かれているが、夏海は幼なじみの匠に片思いしている。しかし、匠は既婚者で元担任の長谷川佳奈(桜井ユキ)が好きといった感じで、「私の好きなあの人は別の人が好き」という片思いの連鎖が展開される。