もともと井上アナは、『every.』の藤井貴彦とキャラ的に被っていると指摘されていました。両者ともに丁寧な語り口、落ち着いた物腰、誠実さに溢れた表情が売りでしたが、今回の井上アナの言動に不信感を覚えた視聴者は多いはず。“やっぱり藤井さんの方がいいや”と、かなりの数の視聴者が『Nスタ』から『every.』に流れそうです。これはTBSにとっては悔やんでも悔やみきれない大失策です」(キー局関係者)
どんな時でも冷静沈着に振る舞うのが、アナウンサーに求められるスキルだということ。慶應愛を全面に押し出したことで失ったものは大きい。
「今回の井上アナの発言の最大の問題点は、彼が感情的になり、中立性を欠いたことです。これはニュース番組のキャスターとしては致命的。報道は客観的になることが大原則で、意見や感想は受け手に委ねれば良いのに、彼は越権行為を犯してしまいました。
今後、『Nスタ』が学校の話題や高校野球の話題を取り上げれば、視聴者の脳裏には「このアナウンサーは慶應が大好きな人」という思いがよぎるでしょうから、これは明らかに“ノイズ”です。ホラン千秋もまさか局アナに足を引っ張られるとは夢にも思わなかったでしょう」(同上)
一番迷惑がっているのはホラン千秋か、はたまた慶應ナインか。