目玉焼きを崩して…… (写真:サイゾーウーマン)
期待とともに口に運ぶと…… (写真:サイゾーウーマン)

 味に関しても、かなりバランスの悪い味わいでゲンナリ。 筆者としてはかなり未完成に感じたというのが率直な感想です。

 メインとなる具のハンバーグにかけられたトマトソースは、チーズバーガーの再現度を意識してか、かなり酸味の強く、尖った印象を受ける味わい。それが絶妙にご飯との相性が悪く感じます。

 バランスよくチーズや目玉焼きの量を調整し、合わせることで比較的まろやかになり、食べやすくなるのですが、全体的なレベルとしては、高くないと言わざるを得ません。

 たしかに、丼の具材を自身でバランスよく調整して口にすることで、よりおいしくなる丼はたしかにあります。

 しかし、この「チーズバーガー丼」に関しては、そうした調整を行うことで“おいしくなる”のではなく、負の部分をカバーしてあくまで“食べやすくなる”だけに留まっているように思えます。

 もちろん、こちらも「ニンニク野菜牛めし」と同じように、この“攻めた”味わいが好きという人もいるのかもしれません。ただ、やはりその味わいで賛否が分かれてしまうメニューであることも確かでしょう。

「たっぷりチーズ」(200円)追加で味変

 半分程度食べ進めたところで、未完成な味わいにどうしても“味変”をしたくなった筆者は、追加で「たっぷりチーズ」(200円)をオーダー。

 チーズの物量でトマトソースの酸味を打ち消すことにトライしてみました。結果としてこの功を奏し、尖った酸味をチーズが強引に包み込むことで、かなり食べやすくなり完食に成功。

味変用に頼んだ「たっぷりチーズ」 (写真:サイゾーウーマン)
圧倒的なチーズの物量 (写真:サイゾーウーマン)
クセを抑え込むのに成功 (写真:サイゾーウーマン)

 とはいえ、このトッピングまで合わせると1,000円を超えてしまうことを考えると、ちょっとリピートはないかな……というのが正直なところです。

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