それでは各種類について簡単に説明しよう。

第1弾は、エゾヒグマのラベルワイン「カベルネソーヴィニヨン」と、キタキツネのラベルワイン「マスカットゴルド」。

「カベルネソーヴィニヨン」は、ベリー系のチャーミングな香りが広がるのが特徴だ。「マスカットゴルド」は、ハーブのような香りとトロピカルフルーツの香りが感じられる、豊かな仕上がりとなっている。

第2弾は、エゾモモンガのラベルワイン「メルロー」と、シマフクロウのラベルワイン「ロゼ(ソーヴィニヨンブランべース)」。

「メルロー」は、黒系ベリーの果実の香りとドライフルーツのような香りが特徴。「ロゼ(ソーヴィニヨンブランべース)」は、グレープフルーツのような柑橘系の香りと軽い酸味のさわやかな味わいを楽しめる。

第3弾は、エゾタヌキのラベルワイン「ツヴァイゲルトレーベ」と、エゾシカのラベルワイン「ポートランド」。

「ツヴァイゲルトレーベ」は、イチゴやブルーベリーなどベリー系の香りとホワイトペッパーのスパイシーな味わいが楽しめるワイン。「ポートランド」は、マスカットのような芳醇で華やかな香りが感じられる一品だ。

第4弾は、ユキウサギのラベルワイン「マスカットベリーA」と、オオワシのラベルワイン。

「マスカットベリーA」は特徴的なイチゴキャンディーのような華やかな香りで、“雪のように純白で柔らかな口当たり”だという。オオワシのラベルワインは「おたのしみ白ワイン」となっており、どんな白ワインが届くかお楽しみだ。


なお、「動物ワイン」は全種類一列に並べると、旭山動物園の四季が映し出された1枚の絵になるのもポイント。ワインを飲み終えた後も、素敵なインテリアとして楽しめそうだ。

「本質を大切にする」共通の価値観から生まれたワイン

ユニークな「動物ワイン」が誕生したのは、旭山動物園とリベラ、両者の理念に共通点があったからだ。旭山動物園は、動物の誕生日といったイベントよりも、動物たちの本質的な魅力を伝えることを大切にしている。