詐欺だと知らず大型案件で挽回できたものと歓喜する青柳が、ホテルの一室で社長秘書相手に羽目をはずす。大仕事のあとの興奮と快楽。彼の股間が爆発する。
現職の政治家とフィクションの人物を安易な類似で結び付けるのは留保すべきだし、どこまで類似性があるか判然としない気もするが、でも正真正銘、どいつもこいつもいけすかないことでは共通している。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」他寄稿中。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。Twitter:@1895cu