IPOが狙い目!資金がなくても申し込みができる

むさし証券ではIPOを取り扱っている。むさし証券のIPO取り扱い実績は2016年で9社、2017年で7社だ。毎年、一定の件数を取り扱っている。むさし証券全体で引き受けたIPOのうち、10%を個人投資家向けに配分する。申込みを行った個人投資家に平等に抽選を行うシステムだ。

むさし証券は主幹事を務めることはなく、割当株数はそこまで多いわけではない。しかし、大手証券会社は口座数も多く、当選率が低くなる。むさし証券の口座数は公表されていないが、知名度からいってSBI証券などの大手ネット証券会社よりも少ないことは間違いない。割当株数が少なくとも、当選のチャンスは十分ある。

むさし証券でIPO株を購入するには、まずはブックビルディングを行い、購入の意思を示す。希望者が株数よりも多い場合は抽選が行われる。通常、ブックビルディングを行う場合、証券総合口座にIPO株を購入する資金(前受金)を入金しておく必要がある。しかし、むさし証券では抽選時に前受金を入れておかなくてもよい。当選してから入金すればよいので、資金力が少ない個人投資家でも安心だ。

ただし、1点注意したいのがむさし証券は同一のIPO銘柄を他の証券会社で申し込むことはできないということ。むさし証券ではIPOを申し込むとき「他社との重複申込み」という欄にチェックをいれなくてはならない。万が一重複申込みがむさし証券側に発覚した場合、IPOの申し込みや当選が取り消される可能性がある。前受け金がいらないため、重複申込みに利用したいと思う方もいるだろうが、あらかじめ注意しておこう。

むさし証券トレジャーネットで口座開設するには

トレジャーネットで口座を開設するなら、インターネットでの申し込みが簡単だ。むさし証券のサイトにてエントリーフォームの入力を行う。マイナンバーなど本人確認書類を登録し、むさし証券から送られる総合取引口座申込書に署名・捺印し、本人確認書類を同封して返送する。その後、審査が行われ、エントリーから2週間ほどで口座開設が完了する。メールや電話での問い合わせも受け付けているので安心して申し込みが行える。

むさし証券は手数料の安さ、信用金利の低さが魅力の証券会社だ。特に信用金利は、大手ネット証券会社の大口利用者対象優遇金利よりも低い場合が多く、かなり大きな魅力となる。信用取引で投資を行うのであれば、ぜひ選択肢に入れておきたい。

文・ZUU online 編集部/ZUU online

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