信用金利の安さもトップクラス

現物取引ではなく、信用取引を行う個人投資家にとって忘れてはいけないのが、信用金利だ。信用取引は、「証券会社からお金を借りて株を買う」仕組みだ。そのため、借りている期間は毎日金利が発生する。毎日発生するものだけに、その差額は大きいものとなる。信用金利は証券会社によって異なるため、頻繁にトレードを行う場合や大口取引を行う場合は、取引コストとしてチェックしておかなくてはならない。

この信用金利がむさし証券は低く抑えられている。むさし証券の標準金利の信用金利は1.35%。ネット証券大手のSBI証券、マネックス証券、楽天証券は2.80%、カブドットコム証券が3.09%、松井証券は3.1%だ。相場の半分以下の金利で信用取引ができるのは、コストの大きな削減となる。信用取引を行う個人投資家にとって大きなポイントとなる。

無料で使える取引ツール

個人投資家の多くは、PCやスマホを使ったインターネット取引を行っている。むさし証券では、インターネット取引のために取引ツールを提供している。それが「T-NAVI」だ。スマートフォン、タブレットにも対応しており、最新のマーケット情報や市況ニュースをいつでもチェックできるのが魅力だ。むさし証券のトレジャーネットで口座を開設していれば、条件なしで無料で利用できる。

さらに2017年1月には自動売買機能が追加された。それが「IFDONE注文」だ。買い注文が約定したら、その株に対する売り(信用取引では返済)注文を自動で発注してくれる。例えば、ある銘柄の株価が800円の場合、900円で買い指値、約定したら1000円で売り指値注文と2段階の注文を一回で設定できる。また、逆指値も利用できる。現在値を800円として900円で買い指値をする。さらに約定後、損切りのために800円で逆指値を自動発注しておくことで、予想外の下落が起こった時の損切りができる。

自動注文ができるのは、日中は仕事でなかなかマーケットを確認できない個人投資家にとって大きなポイント。マーケットを気にすることなく、仕事ができる。サラリーマン投資家にとって大きな味方となってくれることだろう。

 T-NAVIにはもうひとつ魅力がある。それは専用アプリをダウンロードする必要がないという点だ。レスポンシブデザインになった取引画面を、スマホやタブレットで開くだけで利用できる。アプリをダウンロードする手間もなく、空き容量を気にしなくてもよい。