配信ドラマのクオリティーを意識して制作された地上波ドラマは、往々にして“ネタ化”しやすいという傾向もある。
たとえば、日本テレビとHuluが共同制作した、竹内涼真主演のゾンビアクションドラマ『君と世界が終わる日に』。シーズン1が日本テレビで放送され、シーズン2からシーズン4がHuluで配信、さらに『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』が今年1月に劇場公開された同作品だが、各所で酷評されている。
「『君と世界が終わる日に』は、単純にゾンビ描写が甘すぎて見るに堪えないという厳しい声も多い。日本の地上波ドラマのクオリティーの低さを露呈し、ただただツッコミどころを探すような作品になってしまいました。これが地上波の深夜帯のドラマであれば、許されたかもしれませんが、“配信ドラマ”としては落第です」(同)
また、日本テレビ系の櫻井翔主演ドラマ『大病院占拠』(2023年1月放送)とその続編である現在放送中の『新空港占拠』もまた、“ネタドラマ”となっている。