厄年は誰にでも訪れる「難事の多い年」のことを指します。厄年を乗り切るためには、いろいろな厄除けがありますが・・・御札やお守りを入手して難事から守ってもらうという方法があります。厄払いのお札の飾り方や扱いの注意点など、厄除けに関する知識をしっかり身につけて、厄年を乗り切っていきましょう!

厄除けってどうしてするの?

そもそも厄年とは

厄除け(厄払い)のお守り・お札の持ち方や飾り方!間違えると逆効果?
(画像=『BELCY』より引用)

厄年=怖い・辛い、というイメージがありますが・・・実際厄年というものがどういう年なのか、正確に理解していない人も多いかもしれません。厄年というのは災難が多く起こる、とされている年です。数年に一度起こるもので、厄年は人生の転換期とも呼ばれているそうです。

もちろんすべての人に当てはまるわけではありませんが、日本人はこの厄年に非常に敏感になっています。運気だけでなく、体調を崩しやすかったり病気をしやすいのも厄年だと昔から言われているんですね。厄年になる年齢には、「厄除け」や「厄払い」をした方がいいというのも一般的にはよく言われています。

厄年は何となく良くない年だと知っていても、して良いことと悪いことまでは知らないという人も多いでしょう。

「厄除け」と「厄払い」は正確には違う?

厄除け(厄払い)のお守り・お札の持ち方や飾り方!間違えると逆効果?
(画像=『BELCY』より引用)

「厄除け」と「厄払い」はよく似た言葉ですが、多少ニュアンスが違うので覚えておきましょう。お寺でするのが「厄除け」で、神社でするのが「厄払い」です。「厄除け」と「厄払い」は人生で数回訪れる厄年を、何事もなく回避できるように行うお祓いです。大きな難事・小さな難事、どんなことが起こるかわかりません。

厄年に厄を払いきるため、御札を買ったりお守りを持ってトラブルを乗り越える・・・これが日本における「厄除け」と「厄払い」です。

厄年になる年齢と厄除けできる場所

厄除け(厄払い)のお守り・お札の持ち方や飾り方!間違えると逆効果?
(画像=『BELCY』より引用)

厄年になる年齢は決まっていて、前厄・本厄・後厄という3つの厄があります。男性と女性でこれらが来る年齢が違うので、注意してください。厄年は数え年で見ていきますが、数え年というのは満年齢に誕生日前は+2・誕生日後は+1をした年齢を指します。

男性の本厄が25歳・42歳・61歳で、女性の本厄は19歳、33歳、37歳となっています。基本的に厄年のお祓いは、お寺でも神社でもどちらに行っても構いません。全国にある有名なお寺や神社を探して、そちらで厄払いしてもらうのがいいでしょう。

もちろん地元でお祓いしてもらってもいいです。どこでお祓いをしたか、というのは問題ではありません。大切なのは厄除けのお札やお守りの扱い方なんです。

お寺や神社に厄除け・厄払いしに行く際には服装やマナーも大切です。

厄除けのお札について|飾り方など厄払いのお札の注意点は?

厄除け・厄払いのお札の飾り方は仏壇・神棚に納めるのが理想

厄除け(厄払い)のお守り・お札の持ち方や飾り方!間違えると逆効果?
(画像=『BELCY』より引用)

お寺でいただいた厄除けのお札は仏壇に、神社でいただいた厄払いのお札は神棚に納めるのが理想です。神棚には三社造りや一社造りがありますが、三社造りの場合は一番左に、一社造りの場合は一番下に重ねて納めるのが理想の飾り方とされています。

仏壇・神棚がない時の厄除け・厄払いのお札の飾り方

厄除け(厄払い)のお守り・お札の持ち方や飾り方!間違えると逆効果?
(画像=『BELCY』より引用)

厄除けをしてもらったお札は、自宅で祀らなければなりません。神棚があればそちらに置くのがベストですが、神棚がなくても大丈夫です。マンションやアパートの方はなかなか神棚を設置できる環境にない場合があります。神棚がない場合は、以下のポイントを参考にしてお札を祀ってみてください!

お札を置く場所のポイント

立ち上がった状態で自分の目線よりも上にある

明るく清潔な場所

仏壇の中には置かないようにする

できるだけ白い紙などを敷いてその上にお札を置くと、神棚に近づけることができます。立てかける場所がないときは、壁に貼ってもOKですが画鋲で刺さないようにしましょう。

お札の向きや方向は!?

厄除け(厄払い)のお守り・お札の持ち方や飾り方!間違えると逆効果?
(画像=『BELCY』より引用)

お札には飾る向きというのがあります。これをしっかり守ることで、よりきちんとした厄除けをすることができるのです。お札の正面が南か東に向いているようにするのがいいとされているようなので、しっかり方角を意識してお札を置くようにしてください。

この方角だと、しっかり日が昇る方向にお札を向けることができるのでベストです。ただこの方向に向けないとバチが当たる!なんてことはないので、どうしても部屋の配置的にも無理な場合は別の方角を向いていても構いません。

集合住宅の場合

厄除け(厄払い)のお守り・お札の持ち方や飾り方!間違えると逆効果?
(画像=『BELCY』より引用)

マンションやアパートなどの集合住宅の場合、白い紙に「天」や「雲」と書いて天井に貼っておくのがいいそうです。そうすることで、お札を張っている上は天空だということを示せることになります。戸建でも、1階にお札を置く場合はアパートやマンションと同じように処理するのがいいと思います。

御札の扱い方の注意点

お札はあなたを災難から守ってくれる、神様のような存在であるということを忘れてはいけません。扱いが雑にならないように、気をつけたいところです。ホコリがかぶらないように、定期的に掃除したりすることも重要になります。できるだけ清潔に、お札周りを整えるようにしましょう。

お札の前にお米・お塩・お水などをお供えして、祀っている方もたくさんいます。毎日新しいものに取り替えることで、災難を寄せ付けないようにするのです。

毎日お札に向かって手を合わせて「今日一日何もなかったこと」を感謝するようにするのもいいですね!自分を厄から守ってくれている神様に、感謝する気持ちを忘れないでください。

お守りの扱い方について

常に持ち歩くのがよい

厄除け(厄払い)のお守り・お札の持ち方や飾り方!間違えると逆効果?
(画像=『BELCY』より引用)

さてお札の次はお守りの話に移りましょう。お守りも厄払いでいただけるアイテムですから、難事を回避するためにしっかり正しい扱いをしていくことが求められます。お守りはできるだけ肌身離さず持ち歩いてください。外出するときは、常に持ち歩くようにした方がいいです。

極力肌に近い場所にあると厄除けの効果が高いそうですが、カバンやお財布の中に入れるなどでももちろんOK!毎日持つ、ということが大切なのです。ただズボンのお尻のポケットに入れる、というのはあまり良くありません。座ったときにお守りをお尻に敷いてしまう形になるので、とても縁起が悪いです。

お守りは神様ですから、その認識を忘れないようにしてください!ポッケにいれてそのまま洗濯してしまった・・・というアクシデントも起こりがちですね。そういったことのないように、お守りは丁寧に扱うようにしましょう。自宅に置くときには、先ほどご紹介したお札と同じような場所に祀るようにしてください。

お守りを買うのにおすすめの時期なども紹介しているので、是非ご覧ください。

有効期限のようなものはあるの?

お守りを持ってる方にとって、「このお守りっていつまで有効なの?」という疑問は常に出てくると思います。厄除けのお守りは、できるだけ毎年新しいものにした方がいいようです。

前厄・本厄・後厄とありますが、それぞれで神社やお寺にお祓いに出向いて新しいお守りを購入するというのがベストになります。前厄にお守りを買って、それを3年間使う・・・というのはあまりおすすめできる厄除けではありません。

どうしても1回しか厄払いできない、という場合は本厄のときに厄払いをしに行きましょう。ただ毎年厄払いをしにいくに、越したことはないということは頭に置いておいてください!

お守りの処分の仕方は?

さて1年間保持していた厄除けのお守りは、どこで処分したらいいのでしょうか。一般的なゴミと同じように捨てる・・・というのは避けた方がいいです。

自宅で祀っていたお守りは、神社やお寺に返還しに行くようにしましょう。今まで自分を見守ってくれたお守りに感謝の念をこめながら、神社やお寺に返しに足を運んでください。

お守りを返還する場所は、お守りを購入した場所でなくてもかまいません。どちらの神社・お寺でもいいので、自分で直接お守りを返すようにしましょう。