子どもと一緒に有名企業株に投資してみる アメリカン・カレッジ・オブ・ファイナンシャル・サービシズCEO

アメリカン・カレッジ・オブ・ファイナンシャル・サービシズのロバート・ジョンソンCEOは、「子どもと一緒に各5銘柄選び、ポートフォリオを構成してみる」実践法を提案している。コカコーラやNIKEといった子どもがよく知っている大手企業株を選べば、子どもは投資でお金が増えたり減ったりする感覚を体験すると同時に、「有名企業への投資が常に最善の選択ではない」ということも学ぶだろう。

子どもが楽しみながら投資を学べるアプリやゲームを活用

しかし、ただ淡々と投資について教えこむだけでは、子どもの方が飽きてしまうかもしれない。子ども(対象年齢4~12歳)がバーチャル投資体験を楽しめる「ストックマーケットゲーム」のようなツールを利用するのも一案だ。

さらに進んだ例では、「ビジーキッド」も話題を呼んでいる。子どもが雑用(食器洗い、洗車、犬の散歩など)で稼いだお金の出入金を管理しながら、投資もできるアプリだ。

「食器棚の拭き掃除、1回1ドル」など両親が雑用ごとに価格を設定し、子どもの仕事ぶりに応じて支払う仕組みだ。子どもはビジーキッドの専用口座を通して、現金、ギフトカード、株式、プリペイカードのいずれかで報酬を受けとる。

株式投資を選んだ場合、親権者が未成年者のために作った委託会社の口座を開設し、ここからウォルトディズニー・カンパニーやApple、マクドナルド、Facebookといった大手企業の株に投資できる。すべての管理権限はあくまで親権者にあたえられている点も安心だ。利用料も一世帯年間14.95ドルとお手頃である。

しかし「投資をギャンブル感覚で楽しませないことが重要」との意見も根強い。子どもへの投資教育は「慎重に時間をかけて丁寧に」が原則のようだ。

文・アレン・琴子(英国在住フリーランスライター)/ZUU online

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