ユニクロの高い利益率の要因

つまり、ユニクロは製造から販売まで自社で一貫して行うSPAを導入することで、外部の企業に支払うさまざまな経費を削減していると言えるでしょう。

また自社で企画から製造を行うことは、競合他社とは異なる独自の商品を生み出すことにもつながります。同時にその分の人員を抱えなくてはならないリスクもあります。

ユニクロでは手間や労力をかける分だけ、それを補って余りある相対的に高い利益率を可能にしているのではないでしょうか。

ビジネスモデルの違いに着目してみて

今回紹介したように、取り扱っている商品が同じでも製造・仕入れ・販売などのビジネスモデルが異なると利益率も大きく異なることが見えてくるでしょう。

各企業の利益率の違いは、決算書などに書かれた利益構造を見れば分かります。同業者間の利益率の差に着目することで、ビジネスや投資のチャンスをつかむことができるかもしれません。企業の利益構造を確認する習慣を付けてみてはいかがでしょうか。

提供・UpU

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