【天才の特徴】⑫理解してもらえない心の傷

天才は心の傷を抱えている人が少なくありません。 天才は本来とても明るい性格で、探求心が強く、興味のあることには情熱を注いで突き進みます。 しかし、その行動は時に常識を逸しており、天才の心理は周りの人から理解されることがありません。

空気を読むことも苦手なので、意見を言わない方がよい場でもはっきりと自分の考えを言うため、

「性格悪い」
「生意気」
「変わっている」

などのレッテルを貼られます。 これは、天才とは言え心理的な傷を負う事になります。

もともと内向的ではない性格も、このような心の傷が重なってだんだん性格が内向的に、心理的に1人を好むようになっていくことに。 性格悪いわけではないのですが、誤解されやすいところが天才の枷なのかもしれません。

【天才の特徴】⑬理解できない凡人の生活

凡人が天才を理解できないように、天才も凡人を理解できません。 凡人が天才肌の人を見て

「すごいね」 「うわーカッコいい」

なんて軽々しく言う凡人の心理が分からないでしょう。 なぜなら彼らにとっては空気を吸うように、考える事が当たり前だからです。

逆にどうして凡人の人たちは考えないのだろう? 不思議だと思わないのか? 追求したいと思わないのか?

凡人の心理は理解に苦しむでしょう。

天才の心理は天才しか理解しない。 これはまんざら嘘ではないようです。 また凡人の心理も凡人しか理解しません。

既成概念にとらわれて生活をしている凡人の生活は彼らには全く理解ができないのです。

【天才の特徴】⑭感じている疎外感

理解されないというジレンマは時に強烈な疎外感を生みます。 特に幼少期からずっと

「変わっている子」
「あの子は性格悪いから近寄らない方がいい」

なんて言われ続ければ、疎外感を感じないわけがありません。 この社会からの疎外感は大人になって変わることはなく、鬱を引き起こす原因にもなります。

もともと天才は物事を深く考えていく性格ですから、自分が社会から受け入れられない事実をとことんまで突き詰めようとします。 それが鬱の原因です。

周りに認められた天才なら、「特別な存在」としてチヤホヤされることもあるでしょうが、世の中には世間から評価されない天才もいます。 例えば自殺してしまったゴッホはあまりにも有名です。 彼は生前周りから作品を全く評価されず、生涯売れた絵は1枚きりだったと言われています。

彼の作品を見ると、鬱々とした心理が伝わってきます。 天才が才能を認められなければ、「変人」「狂人」として心理的に更なる疎外感と挫折を味わうのは当たり前の事。 強烈な疎外感は天才だけが感じうる激しい葛藤なのかもしれません。

【天才の特徴】⑮努力

「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」 このあまりにも有名なトーマス・エジソンの名言は実は誤解で、本当は

「1%のひらめきがなければ、99%の努力も無駄になる」 というエジソンの言葉が勝手に解釈され、今にいたったようです。

もちろん、ひらめきが来ないのが凡人なのでしょうし、ひらめきがなければいくら努力をしても誰も評価をしてくれないわけです。 ただ、私はやはり天才は努力の天才でもあると考えます。

努力とは他人が決める事。 天才の人は自分が「努力をしている」とは思っていないでしょう。 自分が今情熱を傾けている事に対して最大限の時間を費やす。 そのための凄まじい集中力とエネルギーは凡人には想像もつかないくらいの熱です。

その姿は凡人の私たちから見れば「すごい努力」に見えるかもしれません。 エジソンは1日8時間労働などそんな決まりは何も生み出さないと嫌な顔をし、自分は18時間働くのです。 自分の情熱の向くところに惜しみない時間とエネルギーを費やせるのが天才と言えるのではないでしょうか。