みなさん、こんにちは!
この連載では、通訳者も思わずう~んと唸ってしまうようなぱっと英語に訳しづらい日本語表現と、「こう訳す!」という英訳をご紹介していきます。毎回取り上げる日本語は、政治や社内会議で使われるようなカタい言葉ではなく、普段使っている身近な表現や流行りの現代用語などをピックアップしていきます。どうぞよろしくおねがいします!
ということで、連載第一回の日本語表現はこの『よろしくおねがいします』です。
もしかしたら日本語の中で一番便利な言葉かもしれない『よろしくおねがいします』でも英語に訳すとなると・・・ちょっと困ってしまいますね。
直訳でPlease be nice to me. やPlease treat me kindly.(私に優しくしてください)なんて言うとびっくりされてしまうかもしれません。
さて、あなたならどう訳す?
訳すときのポイント
『よろしくおねがいします』を使うときの気持ちを考えてみる
(1)はっきりとは言わないけれど、相手に自分の想いや願望を伝える
例えば、先ほどこの連載で使った『どうぞよろしくおねがいします』は、「これからの連載をどうぞご期待ください。」や「引き続き連載を読んでほしい」という筆者の想いが実はたっぷりつまっています。
そういうときは、
Keep an eye out for more articles like this one coming soon. (これからも連載を読んでくださいね!)と大きな声で言いたくなります。
他にも『今後共よろしくおねがいします。』というよくある表現には、「またお会いしましょう」「連絡を取り合いましょう」「また一緒に仕事をしたいです」という想いが含まれているので、
I’m looking forward to seeing you again.
Let’s keep in touch.
I hope we can work together in the future.
などの表現が考えられます。
(2)相手に頼みごとをした時に、感謝の気持ちを伝える
日常会話でよく使う「よろしく!」は、「お願いね!ありがとう!」という気持ちが含まれていますよね。このときはシンプルにThank you!でも大丈夫ですが、たった今お願いをしてこれからやってもらうというときは、
Thank you ahead of time for ~ing. (~してくれることに前もってありがとう)
という表現がピッタリです。
とても便利で曖昧な『よろしくおねがいします』ですが、「どうしてよろしくおねがいしますというんだろう?」と考えてみると、様々な英語表現への扉を開くかもしれません。
I hope to see you next week!(来週もよろしくおねがいします!)
提供・HiCareer(通訳者・翻訳者へのインタビュー記事や英語学習の情報が満載!)
【こちらの記事も読まれています】
>年収400万円以上稼ぐ女がしている3つのこと
>性格別!年収アップ方法とは?
>自分ブランドを作るために大切なこと
>クセのある上司への「的確な」対処法とは
>給付金がもらえる人気の資格6選