ただ、やはり気になるのはジャニーズ事務所と深い関係にあるとされるテレビ朝日がどう扱ったかだろう。会見では記者から、同局の看板音楽番組『ミュージックステーション』に関する質問も飛び出した。

「同日夕方の『スーパーJチャンネル』は、他局がバンバン会見の模様を生中継したりまとめたりしていたにもかかわらず、通常モードに近い進行で、いつものグルメVTRや企画ものをそのまま放送。率先して扱わないという姿勢に感じられました。同日夜の『報道ステーション』ではさすがに40分近くジャニーズ事務所の会見について取り上げたものの、被害に遭った元タレントや有識者を呼ぶこともなく、リスクマネジメント専門家の意見はフリップ形式で紹介しただけで、局アナ2人も発言はありませんでしたね」(広告会社幹部)

 踏み込みが甘い背景にはやはり『ミュージックステーション』を発端とした“蜜月”が大きく影響している。