井ノ原がまとめるジャニーズアイランドは、主にジャニーズJr.の育成とプロデュースを手掛けるジャニーズ事務所の子会社。「TOBE」を立ち上げた滝沢秀明氏が長く社長を務めた会社で、ジャニーズのタレントを作り出す重要な部門になっている。そのスタッフや保護者に対しても、井ノ原は特例措置を行ったという。
「会見でも明かしましたが、ジュニアとして所属するタレントに性加害に対する説明を行った。また、保護者会を何度か開き、今後についての話し合いも行われている。その中で、井ノ原は納得できない保護者やタレントは退所を申し出てほしいと話し、その際に他の事務所に移籍しても絶対に活動を妨害するようなことは自分がさせないと約束したと聞きます。その男気に涙を流すタレントもいたようで、ジュニアの結束はこれまで以上に強固になった。実は、保護者会は滝沢氏が社長のころは開かれていない。そういった意味でも、保護者からの信頼も井ノ原は獲得して評価を上げています」(同上)
そんな井ノ原には、今後のジャニーズ事務所を左右するような大仕事が待っている予定だという。それが、ジャニーズアイランドの独立だ。
「今回、被害者の多くはジュニア時代にジャニー氏から性加害を受けた。世間的にも、ジャニーズJr.のイメージは悪くなっている。そこで、タレントや保護者のことを考え、子会社から独立させる案が出ている。井ノ原は『ジャニーズ』という名前も変えるべきだと考えているので、新たな社名で人材育成を行っていくようだ。『特捜9』(テレビ朝日系)の主演など俳優業も忙しい井ノ原ですが、仕事をセーブしながらジャニーズの立て直しを行うようだ。タレントからの信頼も厚いので、東山が失脚した際には代わってジャニーズ事務所の社長になる可能性も十分あります」(週刊誌記者)
記者会見で評価を落とした東山と、男を上げた井ノ原。最後にジャニーズ事務所を救うのは、井ノ原なのかもしれない。