雲行きが怪しくなっているジャニーズ事務所だが、タレントの東山紀之が新社長に就任。10月1日からは役員の入れ替えも行われ、本格的な再建や性加害被害者への補償などが行われることになっている。この東山新体制が、早々に失敗するのではないかと囁かれ始めているのだ。

「東山氏が新社長に選ばれたのは、被害者たちの多くと同世代というのが理由。元社長の藤島ジュリー景子氏を中心に被害者への賠償などをする予定だが、対話の場には東山氏も同席するとか。また、所属タレントから尊敬を集めているので、退所や移籍の引き止めにもなると考えたようだ。ただ、東山氏は記者会見で過去に行った性加害行為の疑惑を追求された。元ジャニーズ Jr.による暴露本で書かれていた騒動で、東山氏が発したとされる『僕のソーセージを食え』という発言は、SNSを中心に大きな話題になった。この疑惑は、今後も追及されるようです。CMスポンサーは明言していないが、タレントを新社長にしたことに不信感をもった企業も多いと聞く。このまま事態が好転しなければ、東山社長は早々に退陣する可能性もある」(週刊誌記者)

 新体制がはじまる前から不穏な雰囲気が漂うジャニーズ事務所だが、そんな中で今後のキーマンになるのは東山氏ではないという声も聞こえてきた。鍵を握るのは、記者会見でも一人大活躍したジャニーズアイランド社長を務める井ノ原快彦だ。

「会見では、東山社長をサポートしながら、持論も展開するなど落ち着いた様子だった。ときには本音を語る場面もあり、ジャニーズに批判的だった一般層の視聴者からは高評価で、SNSでは井ノ原を社長にしたほうが良いという声も出ている。実は、マスコミからも井ノ原を応援する声が増えている。井ノ原はジャニーズの中で取材がしやすいタレントとして有名でメディア関係者にファンが多い。取材を担当した記者の名前などを良く覚えていて、気さくに談話にも応じてくれる。芸能界にもマスコミにも敵がいないので、孤高の存在でどこ近寄りがたい東山より、井ノ原のほうが社長にふさわしいという声がマスコミの間でも出ています」(スポーツ紙記者)