◆“女余り”の地域にいることを、自覚しづらい関西女性

もちろん関西に拠点がある企業は多く、進学や就職のタイミングで大阪・神戸・京都に出てくる男性もいます。都会なので男性だって多少は周辺から集まってくるのです。しかし東京ほどではありません。

福岡や仙台の女性は「優秀な男性たちが都会に出て行った」と言うなど、「女性が余って大変」という自覚があります。ですが大阪はじめ関西の女性は、“女余り”の自覚がないのです。

大坂の街を歩く人々
田舎は「若いうちに結婚しないと」と思っている人も多く、若いうちから婚活をスタートする場合もあります。しかし神戸・大阪・京都は田舎と大きく事情が違います。レジャーも娯楽も多いので、30代で独身になることに危機感は乏しいのです。

ちなみに大手メーカーの本社がある東海地方や広島県などは、男性が全国から集まり女性が少なくなる傾向に。そのため婚活で「男性が不利」な地域です。結婚相談所の男女比でいえば、首都圏が男4:女6なら関西は男3:女7、東海地方が男6:女4ぐらいです。

恵さんは「ライバルが多いと肝に銘じます!」と約束してくれました。