宝塚歌劇団、セクハラ・パワハラ疑惑の演出家は「お咎めなし」か
宝塚歌劇団といえば、宙組団員内のいじめ・パワハラ疑惑報道のみならず、先月には「週刊文春」(文藝春秋)が小池修一郎氏ら複数の所属演出家のセクハラ・パワハラ疑惑について報道。記事では、元演出助手の男性が、小池氏から温泉に誘われたのち、夜になるとベッドで関係を迫られたなどと告発していた。
さらに、今月23日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)はこの続報として、小池氏ら告発された演出家が現状“お咎めなし”であると報道。同誌によると、劇団からの聞き取りで小池氏らが全面否定すると、劇団側はそれを受け入れたという。
劇団側は、関係者への聞き取りなどにより「内容が事実でない旨確認しております」と演出家たちの疑惑を否定しているが、ネット上では「対応が十分ではない」と疑問の声もある。そのため、くだんの宙組いじめ問題同様、この報道に対する劇団の対応も引き続き注目されそうだ。
当初の村上浩爾理事長(当時は専務理事)による「証拠となるものをお見せいただけるよう提案したい」といった強気発言から一転、ハラスメント行為を認める方向に舵を切った形の宝塚歌劇団。信頼回復に期待したい。