◆会社の新規事業として、法人契約で開業したAさん

最初のお話は、勤務先の事業の一つとして2021年に結婚相談所を開業したけれど、すぐやめたというAさん(40代女性・東北在住)です。

彼女は東北の都市部に住み、インフラ関係の中小企業で事務として働いています。勤務先では漠然と新規事業を模索していて、その中心人物がAさんでした。

新規事業には“高齢者タクシー”や“エステ店”など複数の候補があり、結婚相談所もその一つでした。色々ある中で結婚相談所に決めた理由は「初めに話を聞いたから」だそうです。ZOOMで収益モデルを見せられ、WEBだけで開業でき1日数時間の隙間時間でできるという話を社長に報告したら「いいんじゃないの」という反応。そのまま開業に至ったといいます。

パソコンを触る女性
Aさんも社長も結婚相談所のことはよく知らなかったけれど、上場企業の担当者から「結婚相談所が今、流行っている」と言われて、そういうものかと思って契約してしまったそうです。さすがに、安直すぎるような気もしますが……。