◆最強の吉日は季節の変わり目にあり

 一粒万倍日や天赦日、さらには大安や仏滅といった暦上の吉日や凶日には、振り回されすぎないことが、これからの時代の開運の新常識です。だとすると、いったい、真の吉日はいつなのでしょうか。

 九星気学には、自分の生まれ年から調べる固有の吉日もありますが、調べるのは少々手間。オススメしたいのは、一年を季節の区切りで分けた二十四節気です。暦の吉日よりも開運効果が高く、カレンダーで簡単に調べることができます。節分や立春、夏至、冬至など、なじみのある日も多いですね。

『あたらしい時代の開運大全』(ダイヤモンド社)199ページより
『あたらしい時代の開運大全』(ダイヤモンド社)199ページより
 ですが、これらの日を「吉日」だと認識している人は少ないのではないでしょうか。2023年は、この二十四節気をぜひ使いこなしてみてください。

 季節の変わり目となる日なので、毎年多少の変動はあるのですが、2023年の直近の二十四節気ですと、3月6日の啓蟄、3月21日の春分などが控えています。季節が動く日は、大きなエネルギーが生まれる日。この季節の変化と自分自身をシンクロさせれば、ものすごいパワーを得ることができます。

 二十四節気の節入りであるスタートの日に神社を参拝したり、新しい目標を立てたり、お財布を買い替えたりすると、大きな自然の力があなたを厄から守ってくれるでしょう。

 季節の変化という自然のエネルギーを利用して、運を拓いていきましょう。

<文/谷口令>

【谷口令】

風水心理カウンセラー。方位学、家相学、環境学、象意学、命名学、筆跡学、観相・人相学などの研さんを重ねて独立し、開運術に心理学を加えた独自のメソッドを構築。今では風水歴45年、国内外に3万人以上の顧客を持つ。『「パワーチャージ」風水』(講談社)、『シンクロですべての幸せが叶う』(KADOKAWA)、『運を動かす力』『住まいの風水パーフェクトブック』(ともにかざひの文庫)など著書多数。