◆天赦日や一粒万倍日、寅の日の意外な由来
最近では、ニュースやSNSで「天赦日(てんしゃにち)」や「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」といった吉日を目にするようになりました。「縁起がいい」「金運が上がる」などと聞くと気になりますね。
例えば、天赦日。これは日本の暦で最高とされる吉日で、年に5~6回ほど訪れます。大安など、ほかの吉日よりも最強の日だと言われています。また一粒万倍日は「一粒のもみが万倍のもみをつけた稲穂になる」といわれている日です。もみをまくように、何かを始めるのに最適な日とされています。
吉日である天赦日と一粒万倍日が合わさった日は、最大の開運日とされ、最近ではよく話題になりますよね。結婚や入籍ならこの日を選ぶべきとされ、有名人の結婚発表も相次ぐようになりました。慶事はもちろん、起業から財布の買い替えまで、何か新しいことを始めるのにオススメとされています。
金運に関する吉日だと、金運招来日と呼ばれる「寅(とら)の日」や、「天恩日(てんおんにち)」、「巳(み)の日」なども耳にする機会が増えています。
天赦日や一粒万倍日、寅の日や天恩日、巳の日は、もとは九星気学からきている暦です。日本でこれらの吉日が最初にブームになったのは江戸時代でした。