◆術前ギリギリまで失礼な医師

 緊急帝王切開で夫が同意書にサインをする際も、野々宮さんに聞こえるような大きな声で「もしかして出血多くて死んじゃった場合とか、そういうこと書いてあるんで~。ここにサインお願いします」と失礼なワードを連発。

 はらわたを煮えくり返らせながらも、すでに手術準備に入った野々宮さんはまな板の上の鯉。スタッフ総動員で手早く手術の準備がされ、ストレッチャーに乗せられ、あれよあれよという間に手術が始まりました。

術前ギリギリまで失礼な医師
「下半身麻酔だったので意識はハッキリしていました。麻酔や手術は初めてだったのですが、予備知識もなく、急展開で不安になる暇もなかったので逆に良かったかもしれません。無事生まれた瞬間も、しっかり意識がありました。ほっとしました」

 無事、帝王切開で第一子が誕生。その後、麻酔が切れて手術の痛みに耐えながらも歩く練習をして、わが子を抱いたときの感動は忘れられないそう。