この羽生の言葉によって過熱報道や一部ファンの暴走が離婚の原因になってしまったと推測されていたが、徐々に親族や関係者がメディア上で異論を展開する事態に。11月には、結婚を知らされていなかったという祖母が「やっぱりゆづは子どもですよ。だからうまく処理できなかったんだなと思います」などと発言し、叔母も「(羽生は)普通の人じゃなくなってきてる」「ゆづがもうちょっと大人だったら」などと苦言を呈した。
さらに、発売中の「週刊文春」(文藝春秋)が元バイオリニストである羽生の元妻の支援者だったという化粧品関連会社の社長による告発を掲載。同社長は、羽生が離婚時に発表した「お相手を守るため」といった趣旨のコメントについて「あれは、羽生側が勝手に出したもの。羽生は有名人だから、向こうの言い分ばかりが報じられる。『相手を守った』って、それは全部、嘘ですよ」とし、「彼女はプロのバイオリニストです。その道を捨ててまで、羽生と結婚した。『幸せにしてやれなかった』と謝罪くらいしてほしい。人間としてあまりに未成熟です」と断じている。また記事のタイトルには「羽生結弦ファミリーが〇〇〇〇〇(元妻の名前)を追い詰めた」といった気になる文言もある。
羽生は26日、おそらくこの報道を受けてSNSを更新。公式Instagramでは「10代の頃からずっと、嘘や妄想や、出会ったことすらない関係者さんの話で記事が出ますが…面白いですね。ありったけの体力と精神と技術と、自分を、スケートに込めていきます」という直筆メッセージを公開した。
続けて、公式X(旧Twitter)では「酷い“妄想”とか、“想像”や“嘘だけ”で記事になっててびっくりします。すごいですね。訴訟して勝ってもなにも良いことないのでしませんが」と発信。通常、公式Xはスタッフが更新しているため、羽生はわざわざ「すみません、自分(羽生結弦)の言葉です!」と追記している。