「引退で去就が注目された斎藤は『株式会社斎藤佑樹』を立ち上げ、“野球界への恩返し”をするべく幅広く活動。抜群の知名度を活かし、高校野球や古巣・日ハムのイベントに起用されたり、大手企業のCMに次々と出演したりと、活動は順調そのものです。この春からは夕方のニュース番組『news every.』（日本テレビ系）のキャスターも担当。昨年から『熱闘甲子園』（テレビ朝日系）の司会もやっていますし、すっかり売れっ子です」（広告関係者）

　甲子園の対決は斎藤が制したものの、プロ野球選手としては田中が圧勝。これで決着がついたかと思われたが、今年ともに36歳を迎える年男の充実ぶりでは斎藤に軍配が上がりそうだ。田中はこのまま終わってしまうのか？

「楽天はシーズン前の解説者の順位予想でダントツの最下位候補。いささか気が早いですが、事前の予想どおり下位に沈むようなら、オフには大幅な若返り策が取られることでしょう。そうなると年齢も年俸も高く、実績がありすぎてチームになじめず、今や人寄せパンダにもならない田中は首が寒い。『200勝達成を手土産に……』という展開もあり得ます」（前出・週刊誌スポーツ担当記者）

　生き生きとした表情でニュースを読むかつてのライバルを見て、2軍でくすぶる田中は何を思うのだろうか。