かつて甲子園を沸かせた“マー君”も今年で36歳。アスリートとして下り坂になっても不思議ではない年齢だが、圧倒的な実績と経験があり、まだまだ老け込むには早い。しかし、ファンの興味が失われているのは紛れもない事実だ。

「高校時代から全国的なスターで、プロでも見事な成績を上げ、プライベートでは人気タレントと結婚。田中は老若男女に愛される存在でしたが、一気にイメージが悪化したのが昨年チーム内で発生したパワハラ騒動です。後輩の安樂智大が年下の選手にイジメを繰り返していた件で、田中はパワハラを認識しながらそれを注意せず、“容認”していた疑いが浮上。安樂はチームでも数少ない“田中軍団”の1人だったことから、田中の責任論が取りざたされました。田中はYouTubeチャンネルをやっていて、登録者数は20万人以上いますが、最近アップされた動画の再生回数はせいぜい1万回程度と寂しい数字。スポーツ紙やスポーツニュースで話題になる機会もめっきり減り、オーラが消えて存在感も薄くなりました」(同上)

 ここで気になるのがかつてのライバル、“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹だ。甲子園の大舞台で戦った斎藤はプロ生活10年間で15勝に終わり、2021年に引退。野球の実績は田中に遠く及ばないが、第2の人生の充実度は目を見張るものがある。