◆隣町で遭遇!弁護士ではなくコンビニ店員だった
そんなある日、入院した友人を見舞うため、彩さんは隣町の病院へ。その街は、太郎さんの居住地でした。
「彼の自宅は事務所と一緒になっているようでした。一度、家に行きたいと言ったら、クライアントと鉢合わせると、守秘義務を破ることになるから無理だと言われていたので、具体的な場所は知りませんでした」
この街に太郎さんは住んでるんだな。もしかしたら、目の前に見える高いビルが太郎さんの事務所兼自宅なのかもしれない。そんな想像を膨らませながら、彩さんは偶然通りかかったコンビニへ向かいます。
すると、目に飛び込んできたのは、信じられない光景。なんと、弁護士であるはずの太郎さんがコンビニ店員としてレジ打ちをしていたのです。
思わず、彩さんは「何してるの?」とレジの前へ。すると、太郎さんは硬直。「夜に電話するから、今はごめん……」と言い、他の客を接客しはじめました。