◆「ゆっくり休んでていいのに~」義母の気遣いは口先だけ

結婚して3年間、年末年始はずっと夫の実家で過ごす加須さん一家。小学校低学年の息子さんと、幼稚園の年長さんの娘さんも終始美保さんにべったりです。

「12月の29日に帰省して、大晦日まで働きっぱなし。元旦は朝からおせちを並べたり、家族分のお餅を焼いたりお雑煮を作ったり……。ふと我に返ると、『え? あたし寝る以外ほとんど働きっぱなしじゃない?』って。旦那はわれ関せずで、紅白を観たり、ビールを飲みながら格闘技に夢中になったりしてるし。

そしてなによりもイラっとするのが、お義母さんの『ゆっくり休んでくれてていいのに~』という、ペラペラの上っ面だけの気遣い! 向こう側が透けて見えるんじゃないかってくらい薄いんですよ。本当に休んだりしたら、もの凄い顔でにらんでくるくせに……。夫の弟の奥さんも私と同じように、なんだかんだでひたすら働かされています」

結婚してからというもの、ゆっくり正月を過ごしたことがないという美保さん。年々そのストレスは確実に溜まっていきました。