◆暗闇から物音がする中、一人で仮設トイレへ向かうことに
「いつも通り、夜は9時半くらいにひと通りの片付けを終わらせて、テント内でSNSのアップをして……それで、10時には消灯にしてお互いの寝袋で寝たんです」
恐怖の出来事は、そんな消灯後に起こりました。
「夜中に、近くで鳥が獲物を取ったようなバサバサっていう音がして、目が覚めました。そのまま寝たかったんですが、寝る前に残った梅酒を飲み干したからか、どうしてもトイレに行きたくなってしまって。
夜の山って本当に真っ暗で。枕元に置いておいた手持ちの懐中電灯を持って、テントから10メートルくらい離れた仮設トイレに向かったんです……」