◆気づかせてくれた彼に感謝
「彼はその後、すごく言葉を選びつつ『香澄の料理は好きだけど、映えなんかに左右されない香澄の料理が一番好き』と言ってくれたんです」
自分に酔っていたことに気づいた香澄さん。その日のうちにサブスクリプションを解約したそうです。実は金額も割高に感じていたこともあり、浮いたお金で今後は調理器具を充実させたいそう。
「彼だってあんなことをするのは勇気がいったはずです。でもそのおかげで本当に大切なものが見えたような気がします。もちろんオーガニックは良いのかもしれないけど、それよりもっと大切なのは料理に対する愛情ですよね」
―シリーズ「捨てて/やめてよかった!人・モノ・習慣」―
<文/大杉沙樹>
【大杉沙樹】
わんぱく2児の母親というお仕事と、ライターを掛け持ちするアラフォー女子。昨今の情勢でアジアに単身赴任中の夫は帰国できず。家族団欒夢見てがんばってます。