8月11日に日本公開される米映画『バービー』をめぐる“原爆ファンアート”騒動で、日本語吹き替え版で主人公の声優を務める女優の高畑充希が、難しい立場にありながら自身の思いを表明したことに称賛の声が集まっている。

 『バービー』は長年愛されているバービー人形の世界を実写化した作品で、アメリカでは、原爆の開発を主導した物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を描く映画『オッペンハイマー』と同日に公開されたことで、両作を観ようという「バーベンハイマー」運動が発生。テイストのまったく異なる両作を掛け合わせることがおもしろがられ、SNS上では、バービーの髪型をきのこ雲に置き換えた画像や、大爆発をバックに笑顔のバービーがオッペンハイマーの肩に乗っている画像などの“原爆ファンアート”が多く投稿された。