「1発屋」とは、有名なヒットが1つしかない人のことです。その「1発」は、楽曲がヒットした当時の流行や世相を表している曲ばかり。海外も含めて、大ヒットを持つ「1発屋」ミュージシャンとその「1発」となった楽曲を振り返ってみましょう。
『1発屋アーティスト』TOP23!23位~21位
過去に1曲だけのヒット曲を持つ歌手ランキング。まずは、23位~21位からご紹介していきましょう!
1発屋アーティスト第23位:嶋大輔
嶋大輔さんは1981年に歌手デビューし、1982年に発売したシングル「男の勲章」が98万枚の大ヒットを記録しました。この「男の勲章」で、日本レコードセールス大賞の男性新人賞を受賞しています。
その後はタレントや特撮ヒーロー俳優として活躍し、2003年には「男の勲章」をセルフカバーし再リリース。また、2005年には続編となる「大人の勲章」をインデヒーズでリリースしています。
2013年に芸能界引退と参議院選出馬を表明しましたが、出馬前に断念し、2015年に芸能界復帰しています。
1発屋アーティスト第22位:ザ・ヴィーナス
ビーナス及びヴィーナスは1974年結成のバンドです。メンバーチェンジを繰り返し、1980年にバンド名をザ・ヴィーナスに改名しています。
1981年に「キッスは目にして!」でブレイクし、有線大賞などを受賞しています。1983年に解散しました。
1発屋アーティスト第21位:ピコ太郎
お笑い芸人でもある古坂大魔王さんが別人として演じているピコ太郎は、世界的なヒット曲「ペンパイナッポーアッポーペン」を歌っているシンガーソングライターです。
2016年にYouTubeに画像を投稿したところ、ジャスティン・ビーバーが取り上げたことにより、動画の再生回数は累計億回以上となり、世界中にその名を知らしめる存在となりました。
アメリカのトランプ大統領が来日した際には晩餐会に招かれ、話題になりました。
『1発屋アーティスト』TOP23!20位~11位
1発屋ランキング、20位~11位は以下の方々です。
1発屋アーティスト第20位:もんた&ブラザーズ
もんた&ブラザーズは、シンガーソングライター・もんたよしのりさんを中心に結成されたバンドで、80年にデビューしました。デビュー曲「ダンシング・オ-ルナイト」が大ヒットとなり、日本有線放送大賞や日本レコード大賞などを受賞しています。
もんたよしのりさんのハスキーボイスは、聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか。
1984年に解散しましたが、2007年に再結成し、現在もバンドとして活動を続けています。
1発屋アーティスト第19位:斉藤由貴
現在は女優として活動している斉藤由貴さんですが、デビュー当時は人気アイドルとして活躍していました。1985年「時代だって、由貴に染まる」というキャッチコピーで、デビュー曲「卒業」でデビューしています。
ドラマや映画、舞台で主演し、1998年にはアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、女優として活躍していた斉藤由貴さんですが、1990年に井上陽水さんの「夢の中へ」をカバー。この曲がオリコンシングルチャート年間14位となる自身最大のヒット曲となりました。
1発屋アーティスト第18位:清水翔太
清水翔太さんは、2008年に18歳でデビューした男性ソロ歌手です。デビュー前からセリーヌ・ディオのトリビュートアルバムや童子-Tのシングル「One Love」に客演参加するなど、その実力は折り紙つきでした。
加藤ミリヤさんとのコラボ楽曲が多いことでも知られていますね。
最大のヒット曲は、デビューシングル「HOME」。オリコン週間チャートでは、10代ソロ歌手として史上最高位である5位を記録しました。
2015年には、この曲を原作とした舞台が上演されています。
1発屋アーティスト第17位:GO-BANG'S
GO-BANG'S(ゴーバンズ)は、1988年にデビューしたガールズバンドです。北海道で活動していましたが、プライベートでたまたま演奏を耳にした忌野清志郎さんに見出されて上京したという逸話もあります。
1989年に発売されたシングル「あいにきて I・NEED・YOU!」がアルペンのCMソングに起用されたことから、37万枚のセールスを記録し、全国的な知名度を得ました。
1994年に解散しましたが、2013年からはボーカル・森若香織さんのソロユニットとして同名で活動再開しています。
1発屋アーティスト第16位:大事MANブラザーズバンド
大事MANブラザーズバンドは、1982年に結成され、1991年にデビューしたバンド。1991年に発売した3rd.シングル「それが大事」は販売枚数180万枚の大ヒットを記録しました。
その売れ方は、ボーカル・立川俊之さんいわく「曲がモンスターのように一人歩きしていた」というほど。発売から時間が経っても、時代を彩る楽曲として映画やドラマに登場することもあり、曲自体を知っているという人も多いですよね。
1発屋アーティスト第15位:中村あゆみ
1984年にデビューした中村あゆみさん。3rd.シングル「翼の折れたエンジェル」がスマッシュヒットとなり、一躍有名歌手の仲間入りを果たしました。
しゃがれたハスキーボイスが特徴で、ロックテイストの「カッコいいお姉さん」という印象がありますよね。
結婚、離婚、再婚をし、1999年の出産を機に芸能界を引退していますが、2度目の離婚の際に歌手活動を再開させています。
1発屋アーティスト第14位:May J.
カバー曲の多いアーティストとして知られるMay J.(メイジェイ)さん。抜群の歌唱力を持つ美人歌手として知られていますよね。
May J.さんは、父親が日本人、母親がイラン人というハーフです。母方にはロシア、スペイン、トルコ、イギリスという多様なルーツがあり、日本語、英語、スペイン語、ペルシア語を話すマルチリンガルでもあります。
2006年にデビューしたものの、ヒットに恵まれなかったMay J.さんですが、2012年に出演したバラエティ番組のカラオケコーナーで歌を披露したところ、その上手さが話題になり「歌姫」と呼ばれるようになります。
その後の2014年、ディズニー映画「アナと雪の女王」エンディングテーマの日本版を歌ったところ、映画のヒットと共に大ヒット。リリースは配信と日本語版サントラのみですが、May J.さんにとっての代表曲となっています。
1発屋アーティスト第13位:EAST END×YURI
EAST END×YURI(イーストエンドプラスユリ)は、アイドルグループ・東京パフォーマンスドールの市井由理さんと、ヒップホップグループ・EAST ENDで結成されたユニットです。
1994年に発売したアルバムからのシングルカット曲「DA.YO.NE」が100万枚を超えるミリオンヒットとなりました。日本語ラップ曲によるミリオンヒットは珍しく、ギネスにも記録されています。
発売当初のセールスは不調だったという「DA.YO.NE」ですが、北海道から人気が出て、その後全国的な広がりを見せます。また、各地方での方言バージョンが次々と発売されるという現象が起きました。
1発屋アーティスト第12位:三木道山
2008年にメジャーデビューしたレゲエシンガー・三木道山さん。2001年にリリースした「Lifetime Respect」が90万枚のヒットを記録しました。
「Lifetime Respect」は、男性目線のラブソング。プロポーズソングとしても人気がありました。
2014年にはDOZAN11へと改名し、現在も音楽活動を続けています。
1発屋アーティスト第11位:キマグレン
2人組音楽ユニット・キマグレン。元々友人同士だった2人が、期間限定ラウブハウスとして海の家を設立し始めたことから、ユニットが結成されました。
2008年に3rd.シングルとして発売した「LIFE」がヒットし、NHK紅白歌合戦にも出場。メジャーとなった後にも夏季限定ライブハウスとして海の家「音霊」を運営していました。