水曜日の深夜に、テーマ曲「あいきるゆぅ」とエンディング曲「包帯」がテレビから流れるのも、あと2回だけとなりました。NHK朝ドラ『ばけばけ』のヒロインに抜擢された髙石あかり、スタントパフォーマーとして売れっ子の伊澤彩織がダブル主演した『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』(毎週水曜 深夜1時~、テレビ東京系)は、ラス前となる第11話を迎えました。『ベビわる』生みの親である阪元裕吾監督が、残る2話は脚本&監督を直接手掛けるクライマックス編となります。
殺し屋コンビの杉本ちさと(髙石あかり)と深川まひろ(伊澤彩織)は、殺し屋協会のジョブローテーション制度によって、別々の職場で働いています。営業部で働くちさとは、もうストレスの限界です。コミュニケーション力の高いちさとが体調を崩すほどですから、よほど職場の空気が合わないのでしょう。陰湿な性格の先輩スタッフたちを銃殺する妄想を、ちさとはたびたび見るようなります。
先週放送の第10話、気分が悪くなったちさとが道端でしゃがみ込んでいると、町中華の親切な店主・川原(森下能幸)が声をかけ、お店で休ませてくれました。しかも、美味しい卵スープをサービスしてくれます。少し落ち着いたちさとは、チャーハンを頼むことに。町中華で食べるチャーハンは最高です。元気がもりもり出てきます。
しかし、殺し屋業界は残酷です。職場に復帰したちさとは、川原に殺人依頼が来ていることに驚きます。昔、車で子どもを轢いてしまい、恨まれているそうです。殺人決行日は明日。ちさとはいたたまれない気持ちになります。
コミュ障だったまひろに、大きな変化が
一方のまひろは、監査部の日野(柄本時生)のもとで働いています。殺し屋協会に所属する殺し屋たちの仕事ぶりをチェックし、ミスを犯した殺し屋を「粛清」するという危険な任務です。監査の仕事をまひろは続けるうちに、ミスを犯したわけではない人物も粛清する現場に立ち会うことになります。