この辺を無意識にできてしまう小悪魔的な女性は、婚活も成功しやすいといえる。

『あいの里2』あきぽんは結婚相手として「危うい」?

 そして、せっかくなので結婚相手としてのあきぽんの適性についても解説していこう。

 あきぽんはイケメンで女性の話をきちんと聞いてくれる男だ。自分はこう感じるけど「ちぃはどう感じるの?」というのをていねいに聞き出していた。専門用語でいうところの「傾聴」が上手なタイプで、モテるのもわかる。

 一方、ギタりんは「オレはこう思う」ばかりで相手がどう感じるかをまったく聞き出せていなかった。これでは女性は「尊重されていない」と感じてしまうだろう。

 あきぽんはコミュニケーションが上手なため、恋愛相手としてはとても良いと思う。しかし、結婚相手としては危ういところを感じてしまったのが率直な感想だ。

 なぜなら、彼は「家族よりも、仕事のやりがいが優先」という価値観を感じるシーンがあったからだ。

『あいの里2』あきぽんの「本質を見失う危うさ」とは?

 あきぽんは、ちぃの髪を切りながら「子どもを持ったことが、仕事においてマイナスになることもある」と発言をしていた。

 これは現代病的な思考ともいわれ、「生きる」ためや「子孫を残す」ための「手段」であったはずの仕事が「目的」になってしまっている印象を受ける。男性が狩りをしていた大昔で例えるなら、家族のために猪を狩っていたはずが、猪を狩るために家に帰ってこなくなるようなものだ。

 あきぽんは、この本質を見失う危うさを持っている気がする。ちぃは「あきぽんの夢を自分の夢として応援したい」と言っていたが、もし結婚するのなら、あきぽんには猪を持ち帰れる場所を大事にしてほしい。人類はずっと愛を基盤に命をつないできたのだ。

 ちぃとあきぽんが今後どんな未来になるかはわからないが、きれいごとでもなんでもなく、愛は偉大であることを忘れないでほしい。

 まだまだ書きたいことは山ほどあるが、今回はこのくらいにしておこう。今後『あいの里2』のメンバーたちがどんな愛を掴んでいくのか楽しみでならない。