4. 霧降高原
赤薙山(あかなぎさん)斜面に広がる標高約1,200mの高原地帯。高山植物の宝庫で、とくに6月下旬から7月中旬には約26万株のニッコウキスゲが辺り一面を黄色く彩ります。群生地のキスゲ平にはハイキングコースが整備されており、高原の花観察コースや天空回廊往復コースなど気軽に散策が楽しめます。
また霧降高原は、キャンプ場やスキー場、ゴルフ場などが整備された高原リゾートとなっていて、ドライブで訪れるのにもぴったり。ファミリーやカップルにも人気です。
5. 日光東照宮
世界遺産「日光の社寺」を構成する資産のひとつ。江戸幕府初代将軍である徳川家康を祀り、境内には国宝8棟、重要文化財34棟をかかえ、豪華絢爛な美しさに目が奪われます。
「日光東照宮」といえば、「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻も見どころのひとつ。神厩舎の長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。その彫刻のなかに、この三猿が掘られています。
また有名な眠り猫は、日光にちなんで陽だまりでうたた寝をしている姿と言われてますが、別の説では悟りを表しているとも伝えられていて、これらにはどこか謎めいたストーリーを感じます。
6. 竜頭の滝
「華厳滝」と「湯滝」と並ぶ奥日光三名瀑のひとつです。210mもの高さを誇るこの滝は、滝壺の近くが大きな岩によってふたつに分かれており、これが龍の角(頭)のようだとして「竜頭の滝」と名づけられました。
滝のふもとにある「龍頭之茶屋」の奥には観瀑台があり、竜頭の滝を真正面に見ることが可能。滝が見える席もあるので、滝を見ながらお団子やお雑煮をいただくのもいいですね。すぐ近くに駐車場もあり、ドライブがてら立ち寄りやすいです。
また「竜頭の滝」は、春にはトウゴクミツバツツジが咲くことで知られています。流れる滝にそって、華やかなピンク色のつつじが咲く風景は、見頃を迎える例年5月下旬〜6月上旬ごろしか見られない絶景です。